良い睡眠は準備が必要
不眠症の原因の一つに、忙しすぎるということがあります。
会社の仕事で帰宅が遅くなると、それから夕飯を作って食べ、お風呂に入ると、もう眠る時間という人も多いですよね。
専業主婦の人も、旦那さんが仕事から帰るのが遅ければ、食事を温めなおしてテーブルにセッティングしたり、後片付けをすれば当然眠るのが遅くなります。
眠る直前まで、慌ただしく活動しているという感じです。
この状態ですと、脳は眠る準備が整わないまま、布団に入ることになりますから、すぐに寝付けないのも当然なんですよね。
仕事の準備はするのに
会社勤めの人は、始業前に、良い仕事ができるように準備をしてから望むと思います。
スーツを着てネクタイを締めて出社し、仕事モードに服装を整え、始業のベルが鳴る１０分前には出社しているでしょう。
そして、ホットコーヒーを飲んで意識を覚醒するという人もいるでしょう。
こうして、毎日行う仕事でもちゃんと準備しているんですよね。
就寝２時間前から準備開始
ところが、睡眠に関しては、特に準備をしないでいきなり眠ろうとするから、寝つきが悪いのです。
眠りにつきたい時間の2時間前には、睡眠のための準備時間だと思ってください。
つまり、2時間前には、仕事をしないようにします。
夕食もお風呂も、旦那さんや子供の世話も、すべて終わらせます。
自分だけのゆったりした時間を過ごすのが理想です。
そのときは、副交感神経が優位になるように、部屋の環境も整えます。
部屋の電気は蛍光灯は消して、暗めの間接照明にします。
気持ちがゆったりする、好きな音楽を聞いてもいいですし、読書もいいですよね。
とくにおすすめなのは、体のお手入れです。
部屋の温度を寒くなく暑くない温度に設定して、全身をオイルマッサージすると心が落ち着いて気分がゆったりくつろげます。
マッサージオイルにラベンダーのアロマオイルを数滴たらせば、心身共にリラックスできます。
香りは好き嫌いがあるので、リラックスのためには自分の好きな香りのを選ぶ方が良いのですが、中には匂いを嗅ぐと興奮するような香りがあるので、選ぶ際には注意してください。
ラベンダーは睡眠のためにはとてもおすすめのオイルですが、男性化粧品によく使われる香りなので、好きではないという女性もいるかもしれません。ひとくちにラベンダーと言っても製造メーカーによって、香りはだいぶ異なります。通販で買うのもいいですが、できれば自分で香りを確認してから買おことをおすすめします。