自律神経の特徴

パターンを教え込む

自律神経は、眠りのためにも働いています。
副交感神経が優位になって、ゆたっりすることで寝つきがよくなります。
不眠症の人は、夜になっても交感神経が活発なままになっている場合が多いのです。

 

仕事が夜遅くまで続いて、帰宅後も仕事のことを考えていると、ずっと交感神経が優位のままで、副交感神経に切り替わりません。

 

帰宅したら、リラックスモードに切り替えるように、意識的に行うのが良いのです。

 

帰宅したらお風呂に入るとか、部屋着に着替えるという簡単なことで、脳は副交感神経が優位になってきます。
つまり、この行動をしたら、「夜になるよ」というのを自律神経に教えこむのです。
それには毎日決まった時間に、同じ行動をすることで、条件付けをしてあげればよいのです。

 

オンとオフを切り替える

たとえば、服装を変えることで切替をしてみます。
朝、仕事に出かけるためにスーツを着ると、気分が仕事モードになりますよね。
ですから夕方になったら、体の締め付けをなくして、心と体を緩めてあげます。
家にいれば服を部屋着に着替えるとゆったりしてくると思います。
仕事中の人は、ネクタイをゆるめたり、シャツの第一ボタンを外して締め付けをとることができます。
できれば残業などはせず、ゆったりと気持ちを切り替えると副交感神経が優位になってきます。

 

毎日同じ時間に衣服や気持ちを緩めることが大事なんです。
そうすると、体が副交感神経に切り替わるタイミングを覚えてくれて、だんだんと自然に体が覚えていってくれます。

 

休みの日も、1日中パジャマで過ごすのは、切り替えができないのでよくありません。
できるだけ出勤時間に合わせて着替えをします。

 

また、音楽を聞くのも効果的です。朝のテーマ曲や夜のテーマ曲を決めておいて、決まった時間に聞くと、自律神経が朝や夜だということを認識してくれるようになります。

 

聞く音楽は、お好きな音楽でいいのですが、朝は1日をスタートするに相応しいエネルギーが湧く曲を、夜は心が落ち着くスローな曲がいいと思います。

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