目覚めが悪いのは睡眠の質が悪いから
自分は不眠症ではないという人でも、じつは不眠症であることがあります。
寝つきが良いし、夜中に目を覚ますこともないから、不眠症だという自覚がないのです。
でも朝起きた時に、前日の疲れが残っている人は睡眠の質が低下している可能性があります。
睡眠時間を十分とっているのに、すっきり起きられない人は、脳が十分休めていないのです。
脳を休ませる眠りをノンレム睡眠といいます。そして体を休めるレム睡眠と交互に繰り返しながら、朝をむかえます。
ノンレム睡眠がしっかりとれていないと脳が休まらないので、朝の目覚めがすっきりしないのです。
そうすると、仕事にも集中できず、やる気も起きなくなります。
寝入ってからの音楽はNG
睡眠の質が低下する原因は、いろいろあります。
たとえば、寝室の環境が悪いため、深く眠れないということがあります。
寝つきを良くするために音楽をかけて入眠したはいいのですが、寝入ってからもそのまま音楽を流し続けると、脳が休むことができません。
寝ついてから、20分程でノンレム睡眠に入るので、そのころには音楽がストップしているようにしておかなければ、睡眠の邪魔をします。
1人で眠るのがベスト
寝室が1人ではないと、相手のいびきがうるさくて深く眠れていないこともあります。いびきが耳に入ってうるさいというのがわかっている場合もありますが、眠っていても、耳に入っているので、気が付かないうちに快眠を妨げていることもあります。
また、ダブルベッドで寝ていると、相手が寝返りを打つたびに、睡眠が妨害されていることもあります。
そのたびに夜中に何度も目が覚める人もいますが、気が付かないうちに、眠りが浅くなっているという人もいます。
良い睡眠の質を確保するためには、1人で眠る方が良いと言えます。